むさしさんは悩んでいた。

このままでは、いけない・・と。
トロールにも実質負けてしまった。
レベルだけは少しずつ上がっているものの、
冒険者としての能力は、まだまだ低い事を実感していたのだった。
何がいけない?
自分に問い掛ける。
いつも戦闘になると、多大なダメージを受けてしまう。
俺の回避能力が低いのか?いや、違う。
体を守るべき鎧が無いのだ。

そうか、もうロックスターの時代じゃないのか。。。
時代は、新たなる冒険者を求めているのだな。
時代が求めるのなら仕方ない。
新しい冒険者として、
新時代の冒険者としての装備を
探して見せようではないか。
むさしさんは一路、各地に散らばる街へと足を運び、
各地のギルドの部屋から、服と言う服を持ち出した。
何度も言うようだが、合法だ。
そして1週間後、
大量の装備を手に入れたむさしさんは、
インペリアルシティの北にあるあばら屋に居た。
住人は何処かに出かけているようだった。
準備は万端だった。
よし、、、沢山装備が揃ったぞ。
ここで新しい装備を決めて、新たな旅立ちをするんだ。
せっかくだから、今日を記念日にしよう。
服を沢山着て選ぶ・・パリコレみたいだな、
でもココはパリじゃない、北インペリアルシティだ。。
じゃあ、
キタコレだな。今日はキタコレの日だ。
北インペリアルシティ・コレクション、略してキタコレ
後に、むさしさんと共に語られる伝説の日である。
さて、まずはこれを着るか・・、、農民ぽいか?

だめだ、こんなんじゃだめだ。
もっと頭の良さそうな感じがいい。
じゃあ、・・・・これだ。

ん〜、いまいち動きにくいな。
もっと王族っぽいやつがいいな。

・・・これは・・なんつーか、王族っつーか、
趣味の悪い金持ちだな。
だめだ・・・。戦士っぽいのにしよう。
あ、そういえば洞窟の奥で見つけたとっておきがあったな。

(・∀・)イイ!ちょっと成金っぽさはあるけど・・。
・・・っぐ・・。でも、このフルフェイスのメット、苦しいな。
顔だけ趣味の悪い金持ちみたいなのにするか!

・・・ぬぅ・・・なんか合ってねぇなぁ・・・
鎧とフサフサが駄目なんだろうか・・・・
!!!!!!
その時・・・
むさしさんの脳裏に・・・
神が舞い降りた・・・。
『
いっそのこと、逆にすればいいんじゃね!』
神 降 臨このときの感覚を、後に彼はこう語った。

何かが弾けた。全てから開放された気がした。
これなら、どんなに変態チックでも、
顔ばれないじゃん。むさしさんは、
外へ飛び出した。

シカを追いかけた。

シカと戯れた。

シカを追い抜いた。

シカがびびって川に落ちた。

その後、狼に追いかけられた。

さすがにやばいので必死に逃げてたら

通りがかりの人間とゴブリンが、何故か俺に切れて襲い掛かってきた。

『今の私を倒せるかな・・かかってきなさい。』
そうつぶやくと、
むさしさんに神の力が宿った。

そして、
巨大アフロになった。
近くに居たゴブリンは後ずさった。
神アフロになったむさしさんにもはや敵はいなかった。
ゴブリン共々、逆切れした旅人を瞬殺したのであった。

むさしさんは、文字通り神がかっていた。
その日、彼は一日中あの格好

で、
この世界を駆け回ったのである。
そんな格好でいいのかむさし!本当にいいのか?!そして
こんな冒険記でいいのか、俺!