注:本記事はサブクエスト攻略の為、ネタバレを含みます。ご注意下さい。むさしさんはその日、レヤウィンという町へ向かっていた。
以前、その町へ訪れたときに、町民から変な噂を聞いていたからだ。
その噂とは、
『
とある家から異臭がする』
というものだった。
その時はその話題を華麗にスルーしていたのだが、
何か、徐々に気になって気になって・・という状態になってしまい、
今回、足を運ぶことにしたのだった。
途中、辺りを巡回中の警備兵に遭遇。

おいマーチン、
お前はデッチか!いつもいつも俺の言う事は聞かないくせに
強い物には巻かれる気だな、お前。
まったく・・・
・・と、むさしさんが愚痴をこぼしながら警備兵の来た方向へ歩いていると、
つい今しがた彼が倒したらしき
怪物と盗賊が
折り重なって倒れていた。
文字通り折り重なっていた。かつてむさしさんは何度か死体をいじって、
面白い格好をさせたことがあった。
しかしあの警備兵がそんなことをするのか?!果たして先ほどの警備兵も
死体いじりが趣味だったのか!?そんなにお茶目なのか?!
・・・今となっては知る由もない。
ただ一つ言えることは、
ミノの死に顔がやたらと安らかだったことだけだ。
そんなこんなでたどり着いたレヤウィンの街。
すでに街全体に異臭が漂っている気がする。
その異臭をたどっていくと、一軒の家にたどり着いた。

デカイ家だ。まったくもってデカイ。
なんというか、その家を見ただけでむさしさん的には
なんだか腹がたってきてしまうが、
まぁ異臭の内容を見て判断しようと考えた。
しょうがない理由があれば助けてやるが、
生ゴミを長期間捨ててなかったとか
くだらない理由なら、刀の錆にしてやる、
そう思いながら、扉を開けた。
中に入ると、更に異臭はきつくなった。
タダでさえ豹のむさしさんに、この異臭はきつかった。
もう・・・帰ろうかな・・・
むさしさんは少し凹んだ。そんな泣きそうな顔をしたむさしさんの前に、
この家の異臭の原因は現れたのだった。

スカンプ・・・こいつらか・・。
しかし何でこんなところにスカンプがいるんだ?
さらに何故普通のスカンプより
何倍も臭いのだ!むさしさんがスカンプを凝視していると、
スカンプは脇を掻いた。
むさしさんは無性にムカついた。そして・・・

瞬時に切り捨ててしまった。
ふぅ・・・まったく、不愉快な奴らだ。
むさしさんは全て終わったとばかり、その場所を離れようとしたが、
その瞬間、スカンプの周囲は黄色い霧に包まれ・・
また復活してしまった。なんなんだコイツらは。。。。
むさしさんが絶句していると、奥からうんざりした顔で
この家の主であろう夫人が出てきた。

婦人が言うには、
魔法が付加された杖を安く購入したら、スカンプどもが召喚されたらしいのだ。
なんて馬鹿な金持ちだ。
金持ちは金持ちらしく、買うものにも金をかけろ。
むさしさんはそう思ったが、婦人は明らかに憔悴している。
そりゃそうだ、こんだけ臭いんだもん。婦人はメイジギルドにどうすれば良いかを聞きに行ってくれという。
まぁそれくらいならやってやるが・・・と、
メイジギルドの女に話を聞きに行ったむさしさんだったが、

その女いわく、レヤウィン近くの洞窟に杖を持っていって、
封印するしかないだろうとのことだった。
すぐに戻り婦人にそのことを話すと、
頼むから杖を洞窟まで持っていってくれと泣きついてくる。
まぁそんなこったろうと思った。
むさしさんは無言で婦人から杖を受け取った。
------------臭いな---------------なぜかむさしさんは
この瞬間が一番臭いと感じた。
・・・ま、気のせいだろ。
一つ首を振って、むさしさんは婦人の家を出た。

家を出ると、すでにマーチンと4匹のスカンプは前で待っていた。
さすがのマーチンも、そこはかとなく嫌そうな顔をしている。
俺も嫌だが我慢しろ。
そう言ってむさしさんは
4匹+1人を連れて街を出たのだった。
洞窟は街から程近い場所にあった。

中に入ると、
いつもどおりの辛気臭い雰囲気・・なんだけども、
何故か今回は謎の集団の中心にむさしさんは居るのだった。

今回も数々の怪物と戦った。
まずはいつものデカイやつ。

こいつはいつもどおり口から火を吐き、
そしていつもどおりむさしさんは焼き尽くされた。これがその時のむさしさんの視点である。

非常にピンチではあるが、
これまたいつものように何とか(マーチンが)撃退した。

その戦いの音を聞きつけてきたのが、蜘蛛女だ。
こいつがまた気持ち悪かった。

戦っている最中の顔つきもキモかったのだが、それ以上に死に様がキモかった。
もう何がなんだかわからない巨大蜘蛛の屍骸になったからだ。さらに今回、新しい敵だったのが、
一番奥に居たコイツだ。

ストーンアストロノッチ・・・いわゆるゴーレムってやつだ。
こいつはでかかった。
むさしさんとの比較映像を見ていただければわかるように。

しかし、ここはマーチンと、それに先生にも手伝ってもらって、

なんとか撃退することができた。

写真にスカンプ達が映っているが、
はっきり言おう。
こいつらは魔物の心を忘れている。むさしさんにも、敵の魔物にも、まったく攻撃しようとしない。
ただ臭いだけなのだ。
基本的に人畜無害なのだ。
ただ、
やっぱり臭いのは害だ。うん。
さっさと杖を封印しよう。
・・ということで、
洞窟の一番奥、杖を置く祭壇までたどり着いたむさしさん。

無事、祭壇に杖をおき、スカンプたちがついて来ないことを確認し、

レヤウィンの街へと、帰路についたのだった。
・・・ふぅ・・これでこの出来事も終りだな・・。
と、むさしさんは安心し、油断しきっていたが、
物語はここから急展開を迎えるのだ。
街へと帰ったむさしさんは、さっそく事の顛末を婦人に話しに行った。

婦人は全ての話を聞き終えると、報酬として高価な指輪をむさしさんにくれた。
ふむ・・悪くない。
むさしさんは指輪をはめると、、家を出ようとしたのだが・・・。
・・・なんかさ・・・、まだ臭くね?むさしさんは思ったことを呟いた。
そう、まだ臭いのだ。この家は。再びむさしさんは、呟いた。
やっぱり臭い・・。すると、その瞬間、
婦人が豹変し、殴りかかってきた。
なんと臭いの正体は婦人のワキガだったのだ。すべてスカンプのせいだとして、
自分の体臭のことを闇に葬ろうとしていた婦人は、
臭いスカンプを召喚する杖を買い、そしてむさしさんを雇い、
臭いものはどこかにやってしまったと、
世間に思わせる作戦を計画した。
世間は『臭いものは全て何処かに行った』と思い込み、
臭さを感じなくなる。
これを、『プラシーボ効果』という。
そして、先ほどまで婦人の計画どおり、全てが上手くいくかに見えた・・・
のだったが、
最後の最後で、むさしさんが気付いた。
本当に臭いのはスカンプじゃない、と。(正確に言えば、むさしさんはただ臭いと言っただけなのだが、婦人は勘違いしたのだ。)
むさしさんに気付かれ、それを街中に話されては、
いままでの計画がすべて水の泡になる・・・
そう考えた婦人は、むさしさんとマーチンを抹殺することに決めたのだった。
自分の完璧な計画を思いだし、ニヤける婦人を見てマーチンは思った。
こいつ・・馬鹿だ。マーチンは頭の回転が早いので大体のことを瞬時に理解したが、
むさしさんはそんなことは知らない。
単に、
臭いと言ったら婦人がぶち切れたようにしか見えない。(((( ;゚д゚)))アワワワワ 俺、そんな酷い事言ったか?!
むさしさんはガクブルした。
しかし、その間にも婦人は攻撃の手を休めない。
途中、お金を渡して婦人の機嫌をとる方法も試してみたが


元から金持ちの婦人は、そんなことで計画を止めるわけもなかった。

むさしさんは悩んだ。
この人は、攻撃を止めないようだ。
どうする?どうすればいい?
悩んでいる間にも、体力は少しずつではあるが削られていく。
そしてついに・・・手がでた。
気付いた時・・・その時すでに婦人は倒れていた。
うわーーーーーやっちまったーーーーーー!!!!むさしさんはこう見えて、街の住人など、いままで一人も手をかけていなかったのだ。
どーしよう!どーしよう!!
やっちまった・・・街の人殺しちまったよ・・・。
もう・・・だめだ・・、
この国救うなんて言ってしまったけど、
・・・俺はもう日の当たる場所では生きていけない・・。
お尋ね者として・・一生を生きていかなければ・・ならないんだ。
そうだ・・・、どうせならそっちの世界で成り上がってやる。俺はなる。・・悪の王に。・・むさしさん、
悪の王ってなんだ。という筆者のつっこみは置いておいて、
むさしさんは婦人を殺してしまったのをきっかけに、
悪の道へと進む事を決意したようだった。
・・・・その時・・・

・・・ん?

・・・・・・・・・・・・・んんんん??
婦人は復活した。ぎぃやぁあぁぁぁぁぁあ!!!!むさしさんは絶叫し、
もう一度婦人を切りつけた!
婦人は壁に埋まった。ぎぃやぁあぁぁぁぁぁあ!!!!またむさしさんが絶叫していると、壁から再度婦人が復活してきた。
その瞬間に、むさしさんは恐怖でさらに剣を叩きつけた。
更に深く壁に埋まった。・・・・その後、何度も復活する婦人に、
むさしさんは涙目になりながら何度も剣を振り下ろしたが、
その度に婦人は壁に埋まったりして、

むさしさんを恐怖のどん底に叩き落したのだった。
何度目かの婦人の壁埋まりが始まったとき、
むさしさんはたまらず婦人の家を出た。
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
ももももももももうしません。
一般人に手をかけるとあああああんなおそおそおそ恐ろしいことに、
なななななるなんて。
むさしさんは婦人の壁埋まりがトラウマになっていた。そして心に誓った。
正義になれるかはわからないが、悪にはならないと。
悪いことをすれば、必ず自分に恐怖として降りかかってくる。
それを、今しがた死ぬほど体験したからだった。
かくして・・・・・、
むさしさんは何とか悪の道に落ちる事はなかった。
しかし、正義の道を歩けるかというと・・・
それは、まだ誰にも分からないのだった。
でも・・やっぱり臭いよ・・あの人(´・ω・`)