前回、クヴァッチを解放したむさしさんは、
やっと皇帝の忘れ形見を見つけ出すことに成功した。
彼の名はマーチン。

皇帝のご子息の割に、本人は全く自覚していない男だ。
今後は、彼をジャフレのもとに連れて行くことがむさしさんに託された使命だ。
まぁ、むさしさんにとって使命とは、
本筋では無くあくまで一つの分岐でしかない。
ジャフレに連れて行くのも、俺の気が向いたときだ。
それがむさしさんの考えだった。
ちなみに上の写真のアップの男は全く何も関係は無い。
むさしさんは歩き始めた。
いつものように、当ての無い旅だ。

ただ、いつもと違う点があった。

常に一定の距離を置いて、マーチンが後ろにいるのだ。
まさに
振り向けば奴がいるである。
どうでもいいがむさしさんは年いくつだ?
・・・話を戻そう。
むさしさんは前回の終わりに、マーチンがついてくるので
どうやってこき使おうかとニヤニヤしていたのだが、
実際についてこられると、これほど気持ちの悪い物はなかった。
考えて頂きたい。
無言の男が、常に一定の距離を置いて自分を監視しているのだ。
会話を試みても、
・どうすればいい?
→・ここにいろ
・ついてこい
しか選べないのだ。
もうちょっと愛想良くしろよ。むさしさんは辟易していた。
そこで、ちょっとマーチンを置いていくことにしてみた。

マーチンが犬と戯れている間に草原を駆け、

岩肌に身を寄せ、隠れてみた。

すると・・・
・・・見つけた。
・・・ (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
・・い、異常かもしれない、マーチンは。
よく言えば寡黙で実直。
しかし、良く言わなければ異常者(かもしれない)
それが、マーチンという男だった。
この男は皇帝の子息・・つまり、未来の皇帝かもしれない。
この男に国の未来を託していいのだろうか。
むさしさんは少し不安になった。
しかし、マーチンを観察していると、
ある意味、面白いこともわかった。
修道士の癖して、やたらと強いのだ。俺が今回初登場の牛男とがんばって戦っているときにも、

気づいたら颯爽と駆けてきて、
自ら血まみれになって戦う。
この後更に観察すると、こいつも警備隊長

と同じく
不死属性であることが分かった。これはこれでこの国の為には良いのかもしれない。
国の兵士を率いて、文字通り戦闘に立って戦う修道士。
攻撃を受けようが、血まみれになろうが、
一歩も引かない修道士。
想像して頂きたい。非常に怖いぞ。もしかしたらこのあと数十年経ったとき、
この男はまれに見る大帝国を築くのかもしれない・・・、
そんな気がしてきた。
・・・と、むさしさんが色々考えていると、
すでに牛男は倒れていた。

・・・出番、少ないね(´・ω・`)
むさしさんは自分の活躍場所を見いだせずにションボリしていた。
まぁいいか、気を取り直して一つ遺跡の攻略でもするか。
むさしさんは、1人の男、そして召喚した先生を引き連れて、
近くにあった遺跡へと向かった。
むさしさんが遺跡の入り口へとたどり着いた時、
奥から変なうなり声が聞こえてきた。
そして、うなり声と共に出てきたのは、
出てきたのは痩せマッチョならぬデブマッチョだった。
は・・ハート様?!
むさしさんは突然北斗の拳の敵キャラを思い出したが、
吹き出しで
いてぇよ〜!と言われても、
そもそもこっちはまだ何もしていない。俺の想像力にも困ったものだ・・・などと思っていたら、
目の前に居るほうのハート様が切れて、もの凄い勢いで走ってきた。
やっとできたむさしさん活躍のチャンスだったが、
筆者が焦って倒してしまったので残念ながら活躍のシーンは写っていない。

・・・むさしさんはションボリしながら洞窟の扉を開けた。
遺跡に入り、いつものように魔物と戦いながら、
さらにマーチンを観察していると、
どうやら彼は不死ではあるが、虚弱体質らしい。
結構な回数、昏倒していた。

むさしさんは彼が昏倒するたびに
プププと含み笑いをしていたのだが、
これには温厚な彼も腹が立ったらしい。
ハート様二人を指導してけしかけてきた。
?!
おいおい、冗談キツイよ、やめてくれよヽ(`Д´)ノ
と、むさしさんは声をかけたが、
よほど彼は腹が立っていたのか、
指導では飽きたらず、自ら率先して攻撃してきた。
(((( ;゚д゚)))アワワワワ
ヤバイ、これはやばいぞ。
彼は虚弱だが不死なのだ。勝てっこない。
・・・ごめんm(__)m
むさしさんは非礼を詫びた。するとマーチンは機嫌を直したのか、
さっきまで共闘していたハート様達を裏切って追いかけていった。
裏切りか・・ふっ・・あいつも悪だな。むさしさんは自分を棚に上げた。
ところで、今回あまり活躍していない先生(ディーモラのことね)だが
そつの無い彼は、一つの見せ場を作った。
戦闘中、どうやらつまづいてくしゃみをしてしまったようだ。
彼のくしゃみは激しく、雷を伴うらしい。
そして、そのくしゃみによって、
マーチンがはじき飛ばされてしまったのだ。
しかも、ジャッキーチェンばりに激しく。
くしゃみの瞬間は残念ながらハート様の後ろに隠れてしまったが、
それでも凄い瞬間だと、むさしさんは驚き、感心した。
それが、これだ。

さて、そんな珍道中むさしさん一行だが、
今回も遺跡最深部で一つのお宝を見つけた。
それは、
この遺跡にかつてお宝を保存した人が、
むさしさんの為にあつらえたかのようにピッタリの、
一つのヘルメットだった。

むさしさん、
鼻 骨 骨 折 ! ! ! !ちなみにマゲも付いてます。

『次回までに病院逝ってきます』 むさし。