むさしさんはその日、
見晴らしの良い山の上に居た。

高台から周りを眺め、今日の獲物を探しているのだ。
むさしさん、もう自分の記憶探しはどうでもいいのか、
とりあえずは、なんか良い物を捜す冒険に明け暮れているのだった。
お、あっちに何かあるかな?

筆者には見えないが、むさしさんは何か見つけたらしい。
一気に山を駆け下りると、あっという間に目的の物の前に移動したむさしさん。

それは、切り立った山々の中腹にそびえる、朽ち果てた遺跡だった。
さ、ここでも、何か一つくらい良い物を見つけないとな。
そう呟いて、むさしさんは重い石の扉を開くのだった。。。

むさしさんの想像通り、中は薄暗く、ジメジメとしていた。
この空気感から言って、きっとここは人ならぬ者の住処だろう。
・・・と、その瞬間!
ギシャァアアア!暗闇を引き裂いて、何者かがむさしさんを襲った!

おぶぇ('A`)
むさしさんは一撃目を思いっきり食らってしまい、
『耳そげるかとオモタ。』(本人談)
らしい。
が、そこはむさしさん、軽やかに身を翻すと、
敵に背を向け一目散に階段の上まで駆け上がり、
そして上から火の玉!火の玉!
・・・哀れ影はむさしさんに敗北したのだった。

どうやらこの遺跡は吸血鬼の住処らしかった。
階段でぐったりしているこいつが吸血鬼であり、
そして、その後襲ってきたのも吸血鬼であったから。

ただ、コイツは普通の吸血鬼ではなかった。
吸血鬼の軽業師種族が吸血鬼であり、職業は軽業師なのであろう。
ただ、吸血鬼とは血を吸われてなるものであり、
吸血鬼となってしまった後には、
基本、血を求める悪鬼となるだけである。
そこで、・・というか、その世界にあって、
軽業師とあえて名乗ったこの男。
吸血鬼となった後、軽業師を目指し生きてきたのなら、
なんという道外者であり、そしてなんという強靱な精神の持ち主であろうか。あれか?
花の慶次でいう、かぶき者ってやつか?!そうなのか?!むさしさんは
最盛期のジャンプを思い出し、少し感慨深くなった。しかし、いくらかぶいたところで、
あくまでこの吸血鬼はむさしさんに倒されるだけのザコキャラだった。
そんなかぶき者退治 むさしさん、
闇の中に・・深く・・深く下っていく階段を
とてもイヤそうな顔で進む。

深く暗い闇の中、ここでむさしさんは重大な転機を迎えるのであった。。。
暗闇の中でかすかに揺れる蝋燭のように、
その部屋はひっそりと佇んでいた。
ゆっくりと足を踏み入れたむさしさんは、
そこで奇妙な光景を目にした。

何者であろうか。
骸が石の祭壇の上に横たわり、
そして、その傍らには、金色に輝く一つの冑が・・。

と・・その時!
むさしさんの頭に何者かの声が響いた。
これは・・妖精の冑・・・・さあ・・手に取るのだ・・・妖精の冑?!
あれか?
30歳までどうt(ry だったらなれるって噂のアレか?!むしろ、なりたくないぞ妖精さんには!!!しかし、むさしさんの恐怖と体は別のものになったかのように、
手はゆっくりと冑をとり、そして、頭の上へとかぶせるように動いた。。。
こうして、
どうt(ry いや、妖精むさしさんが誕生した。
そうか、、思えばあんたもずーっと どうt(ry いや、妖精さんとして生きてきたのかもな。

わかった、俺はあんたの遺志を継ぐよ。・・・しばらくな。
とりあえずしばらくな。なにやら、骸を見て納得しているむさしさんだったが、
どう考えても呪いで思考回路が停止していると筆者は思った。
そして、むさしさんのかぶった冑の後ろに小さな文字で、
儀式用と書いてあることも筆者は見逃さなかった。
もちろん、防御力は1である。
こうして、かわいそうなむさしさんは呪いの防具によって
どうt(ry いや、 妖精さんとなったのだった。
筆者は、
妖精むさしさんの湧き上がる性よk(ry もとい情熱を、
一枚の写真におさめることに成功した。
それがこれである。

・・・なんか書いてる自分が馬鹿な気がしてきたが、
あえてもう何も考えまい。
ところで妖精となったむさしさんはその後、
この遺跡の最深部にて、渇きの王なる人物に遭遇。

そして撃退。

もはや妖精となったむさしさんに敵はないのかもしれない・・・
彼は、人にそう思わせるような顔をしていた。

そして、
彼は渇きの王から王族のみ着れるっぽい服をちょうだいし、

遺跡を脱出したのだった。

ふぅ・・・朝焼けがまぶしいぜ・・。

朝もやかかる帝都を見つめ、妖精むさしさんは次の冒険へと思いを馳せるのだった。