
眩しい日差しの中に、真っ赤な木々を見つけた。
この世界にも季節の概念があるのだろうか。
さて、俺は今 金色に輝く鎧を着て旅をしている。

ん?前回の神降臨スタイルで旅をしないのかって?
どうやらあのとき降臨していたのは、神じゃなかったようだ。
教会でお祈りをしたら、『ギャァァ!』という声が頭の中でして
それっきり、巨大アフロになれなかったよ。

今頃、あのとき降臨したアフロ野郎も天国で見守ってくれてるさ。
しかし、金色に輝く鎧は、重いのが難点だ。

こんな坂を上るの、めちゃくちゃ疲れる。
まいるよな、全く。どこかに軽くていい鎧は無い物かね。
ところで今、
俺はインペリアルシティの西にあるスキングラッドって街に向かっている。
正確には、スキングラッドって街の更に西にあるという、
クヴァッチという街を目指しているのだが。
そこに、本来の目的である『皇帝からの願い』の相手が居るらしいからだ。
ジャフレから連れてこいと言われてから随分経っているから、
そろそろ、顔くらい見にいってやってもいいかなと思ったのだ。
まぁ何にせよ、今夜はスキングラッドの宿に泊まる予定だ。
こうして、むさしさんは街道沿いを西へと向かっていた。
途中、一つの遺跡を発見したので、
少しだけ寄り道することにしたのだが、
最初に倒したネズミのポーズが
ヽ(・ー・)ノ
↑こんな感じだったので、やる気が失せて出てしまった。

そして、そこを出た直後に、奴と対面したのだった。
奴は、緑色で、長い体毛に覆われていた。
今でも目に焼き付いている。
あの恐ろしい牙を向いた顔。

今、扉を出た俺の前に、
まさにあのときの姿のまま、奴がいたのだ。
・・当然別の個体だろうが、見分けなどつくはずも無かった。
一瞬、死が頭をよぎったが、
我に返ったように首を振ると、盾を構えて近づいた。
・・勝負は、長期戦になるかと思われた、、が、
もはやロックスターではなくなり、
ただの黄金戦士となったむさしさんのほうが、
若干、強かった。
全てが終わったとき、むさしさんの足下に、
奴の死体が転がっていた。
ふぅふぅ、やっと勝てた・・ぞ。

・・・心なしか、奴の死体も俺の成長を喜んでいるようだな。
むさしさんの思いこみは恐ろしかった。
トロールを倒した後、
またゆっくりとスキングラッドへの道を歩き出したむさしさん。
しばらくは平穏な道程であったが、
スキングラッドまであと数キロといった地点で、
1人の野党と出会ったのである。
その野党は、弓を使うエルフの女であった。
この世界にしては珍しく整った顔立ちの女であったが、
残念ながら豹のむさしさんは興味なさげといったところで、
あっさりと天国へ送ってしまった。
しかし、
弓矢を全て盾で受け止められなかったむさしさんは激高した。

せっかくの鎧が台無しじゃないか!
・・・ん?この女の鎧、軽い割には強度があるな。
せっかくだからコレを頂こうか。
哀れ、エルフ女の死体は身ぐるみを剥がれた。
===ここから、R指定===
===R指定、ここまで===男性諸氏、哀れなエルフを堪能して頂いただろうか。
ちなみに、
上半身だけ脱がせてるのはむさしさんが鎧だけを暴いたのであって
決して筆者の趣味とかプレイとかではないということは
あえて書かせて頂く。
では本題に戻ろう。
エルフの鎧を取ったむさしさんは、早速着替えた。
はぁ〜あ、これで弓矢も取れてさっぱりさっぱり。
取れてないぞ。が、むさしさんはそれに気づくことなく、
スキングラッドへと、また歩き始めたのだった。
ついにスキングラッドへとたどり着いたむさしさん。

色々寄り道とかしてたら、結局こんな時間になってしまった。
しかしスキングラッド・・久しぶりだ。
むさしさんは以前、スキングラッドに来たことがあった。
スキングラッドに来ると、・・あいつを思い出すな。
むさしさんは1人の男のことを思い出していた。
その男は、今思えば何かの重圧に耐えていたんだろう。
そして、押しつぶされてしまった。
その男と話した内容の詳細は避けるが、
結局最後は死んでしまった。俺の目の前で。
朝、宿屋からでた俺の前で、
衛兵と戦って死んだ。
俺は、悲しんだ。
少しの間とはいえ、共に会話をした仲だった。
あいつは俺のことを『友達』と呼んでくれたな。
あいつが俺の前で死んで、
・・俺は
形見の変わりに、あいつの
持ち物をもらったんだった。

あいつの形見の服は
すぐ売っちまったけど、
ポケットに入ってたあいつの家の鍵があったから、
家にもお邪魔して、
形見をたくさんもらったんだったな。
あいつは一人暮らしだったから、残しておくのも悪いと思って、
全部もらったよ。
でも、俺が使える物は少なかったし、重くてまいったから、
金に換えさせてもらったよ。ありがとうな。
元気してるか?
・・・
名前は覚えてないけどな、いいよな。
むさしさんは、空に浮かぶ星を見上げて、
名も知らぬ『あいつ』のことを思い出していた。
実は『あいつ』が死んだのは、
むさしさんが衛兵に『ぽろっと口に出して』密告してしまったことが
直接の原因だったのだが、
・・・・それをむさしさんは知らない。
ひとしきり、『あいつ』のことを思い出し感慨にふけったのち、
むさしさんはスキングラッドの城門をひら・・・かない。
むさしさんは、城門から少し離れた農園へ足を運び
葡萄を片っ端から盗って採ってしまった。
途中、農民達が警備に来たようだったが、上手くやり過ごして

たんまりと袋に入れた葡萄を見て、
笑みの止まらないむさしさんであった。
罰当たりむさし。次回はきっと悪いことが起きるぞ!